学而図書は、最新の防災研究・科学研究の成果を掲載する科学誌「TEN (Tsunami, Earth and Networking) 」第5巻となる『TEN vol.5 科学教育の現在と未来/原子・分子の世界とシミュレーション』の一般販売を、本年3月8日に開始いたします。
全国の書店でご予約・ご注文いただけるほか、電子版も国内主要ネット書店にて同日発売となります。
本書には、日本の科学教育が抱える課題と将来への展望、原子・分子の数値シミュレーションといった特集に加え、令和6年能登半島地震の分析と提言など、防災研究・科学研究の最新報告を多数掲載いたしました。
また、能登半島地震の被害と今後の社会的課題を鑑み、丸山茂徳氏(東京工業大学 名誉教授)による巻頭言「令和6年能登半島地震のメカニズムと、防災事業への提言」を、ためし読み機能で無償公開しております。
書籍の詳細と、巻頭言の解説記事、本書に関連する記事は、以下からご覧ください。
本記事では、『TEN(Tsunami, Earth and Networking)vol.5 科学教育の現在と未来』(2024年2月26日発行、3月8日発売)に掲載される、丸山茂徳先生(東京工業大学 名誉教授)による巻頭言をご紹介いたします。
なお、本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震...
能登半島地震と「海底地すべり」説
令和6年能登半島地震で亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
この地震で発生した津波は、震源から離れているにもかかわらず、地震発生直後に富山市に到達しました。これは当初...